前回までの記事で、シナリオクリアの権利(商品名としては「冒険録」といいます。以下、冒険録)を購入して、進行が不可能となってしまったストーリーをスキップした話まで書きました。
それ以降はソロやペアだからと特に困ることもなく、なんだかんだ遊んでいます。
続けている理由の一つは、意外とストーリーそのものを面白いと感じ始めたことです。
登場人物の一人に昔世界を救った英雄の一人である大魔道士の孫が出てくるんですが、齢16歳にして各国の中枢とパイプを持ち、世界を自分の手でよい方向に導くなんて考えちゃってるいけすかないやつでした。
ストーリーやクエストにやたら絡んでくるけど本人なにもしねえなこいつ、と僕はいつも思っていて、「またお前自身はなにもしねえのか」なんて画面の前で彼をいじりつつ楽しむ、なんてそこまでがこのキャラの造形だと捉えて、個人的にはあまり好きではないキャラでした。
ところが新生のストーリー後半でその彼を発端としておこる出来事が各国を巻き込んだ政変、そして主人公側の組織の壊滅にまで至り、それをきっかけに彼は自分の傲慢さを知り、反省して人として成長していくなんて方向に展開が転びます。それは、おいおい新しいストーリーの主人公って実際こいつじゃねえか…と思ってしまうほどの描きっぷり。
要は、このキャラクターが後に成長していく過程を見せる前段として傲慢さが感じ取れるように、初期シナリオまるまる使って描いていたという立て付けだったのではないか、と気づいたときに一気にシナリオへの期待度が高まりました。
この件は他キャラクターの言動にも現れていて、彼が「よい意味で変わった」と評するセリフが随所に出てくるので、なんとなく書いたものではなく、意図してこの描き方になっているのだと思います。
シナリオライターの傀儡となりがちなNPCですが、こと14においては各NPCが人としてちゃんと成立しているような気がして、彼らのこの先を見たくなって、どんどんシナリオを進めてしまいます。
そのモチベーションで進めているとちょっと耐えられないくらいの制作側のお手つきが起こりはしましたが、それも結局今の所飲み込んで遊び続けています。
ゲーム内で繋がりを作っていくという目的の一環として、公式のコミュニティサイトであるロードストーンにも日記を書いてみたりもしましたが、見てる人数に比して反応が薄くて少し驚きました。
でも他の方が同じような内容を書いたら多くの反応をもらってる日記はあるので、性別やキャラクターの受けがよくないとか、それを書いた時点でそもそも多くのつながりのある方だとか、たぶんこちらが訴求したい層とむこうが求めている層とが自分に関しては噛み合ってないのだろうという認識です。
考えてみると自分自身も誰かに向かって自分から働きかけることはめったにないので、自分が普段からやってる方法論だと同じような人種にうまくたどり着かないのは当たり前なので、自分なりのアプローチを模索しなければ、と思っています。
空を飛べるようになって、景色が綺麗だなーとすごく思うことが増えました。
ついついSS撮ってしまいます。
それ含め、最近のSSをさらっと。